MQL5

MQL5は、金融市場での自動取引システムやカスタムテクニカル指標を開発するためのプログラミング言語です。豊富なライブラリとコミュニティサポートを活用し、初心者から上級者まで幅広いトレーダーが利用可能。

受賞歴

  • MetaTrader 5がForex Expo 2024で「ベストグローバルマルチアセットプラットフォーム」と「ベストモバイルトレーディングプラットフォーム」の最優秀賞を受賞
  • MetaQuotesがMQL5.comの開発者に対して、市場での成功やフリーランスの実績を称える表彰を実施

発展の歴史

2000年:MetaQuotesの設立

MetaQuotes Software Corp.が設立され、オンライン取引プラットフォームと分析ツールの提供を開始しました。これが後のMQL5の基盤となる第一歩でした。

2001年:MetaQuotes Language (MQL) の誕生

MetaQuotesは、FXチャートだけでなくCFD市場にも対応したオンライン取引システム「MetaQuotes」をリリース。これに伴い、インテリジェント取引のための専用プログラミング言語「MQL」が誕生しました。これがMQL5の前身となるMQLの始まりです。

2002年:MetaTraderとMQL IIの登場

MetaTraderプラットフォームの第3世代がリリースされ、MQL IIが導入されました。このバージョンでは、より柔軟なプログラミング言語が採用され、インテリジェント取引システムの可能性がさらに広がりました。

2005年:MetaTrader 4とMQL4のリリース

MetaTrader 4(MT4)が登場し、MQL4が正式にリリースされました。MQL4はC言語に似た構文を持ち、自動取引システムの開発において広く利用されるようになりました。この時期、MQL4は世界中のトレーダーに支持され、MetaTraderプラットフォームの普及に大きく貢献しました。

2009年:MetaTrader 5とMQL5の誕生

MetaTrader 5(MT5)がベータテストを経てリリースされ、MQL5が正式に導入されました。MQL5はMQL4の後継として設計され、より高度な機能と柔軟性を提供。オブジェクト指向プログラミングのサポートや、新しいデータ型、高度な数学関数などが追加され、アルゴリズム取引の可能性がさらに拡大しました。

2015年:MQL5.communityの日本語版リリース

MQL5.communityが日本語版をリリースし、日本市場への対応を強化しました。日本はMQL5.communityの訪問者数でトップ7に入る重要な市場であり、日本語版の提供により、日本語ユーザーがより快適にリソースを利用できるようになりました。

2020年代:MQL5のさらなる進化

MQL5は、AIや機械学習との連携、高度な統計分析、および多様な金融商品への対応を強化しています。また、MQL5.communityでは、世界中の開発者やトレーダーが知識を共有し、新しい取引戦略やツールを開発する場として機能しています。